きのこ類の栄養・豆知識

2017年9月2日

きのこ
きのこは食物繊維が豊富なことで知られていますが、きくらげが筆頭で、えのきだけ、しめじ、しいたけ、なめこ、まいたけ、ひらたけの順に多く含まれています。きのこ類のいいところは、ノンカロリーなこと。たくさん食べられますし、どんな素材にもよくあい、うま味を出してくれます。食物繊維は脂質の吸収を抑えますので、まさに肥満を気にする中年からの防ガン食として大いに食べたいところです。しいたけには、血圧を下げる成分エリタデニンやコレステロールを下げる成分が含まれますので、ガンの予防ばかりか動脈硬化や血圧を気にしている人にもすすめたい素材です。

きのこ類の種類

しいたけ

エリタデ二ンが動脈硬化や高血圧の抑制効果があるとされる。ビタミンD効果をもつエリゴステロールも含む。

しめじ

ぶなしめじが主流だが、○○しめじと表記されているものは、若いひらたけ。味はきのこの中でも一番よい。

えのきたけ

ポット栽培などの施設栽培がほとんど。ビタミンB1が豊富で、代謝を促す。

まいたけ

パリッとした歯応えが特徴。活性酸素の抑制効果があるといわれるビタミンB2を、きのこの中で一番多く含む。

マッシュルーム

ホワイトとブラウン種があり、世界で一番多く栽培されている。カリウムも多く含み、ナトリウムの排泄を促す。

エリンギ

シコシコした歯応えが特徴。香りもよく、和洋中どの料理にも向く。ヨーロッパ原産で1993年に日本に導入された。

きのこ類の栄養

しいたけ以外は、どのきのこも同じような栄養素である。うまみ成分はグア二ル酸とアミノ酸の相乗効果で生まれてくるもの。低カロリーで食物繊維も豊富に含んでいる。
しいたけ特有のアミノ酸エリタデ二ン。これが血中の余分なコレステロールを排除し、高血圧や動脈硬化の抑制に働く。

きのこ類の調理方法

力サが聞く前に調理すること。うまみと香りの成分は、カサの裏の部分にあるので、ペーパーなどで軽く拭く程度にする。どのきのこも炒め物によく合う。特にエリンギはあっさりとした味で、どんな料理にも合う。生しいたけが、たくさん手に入ったときは、天日で干して乾燥させ、保存する。