ピーマンの栄養・豆知識

2017年9月2日

ピーマン
ベータ・カロチンは赤い色だけでなく、ピーマンをはじめとする濃い緑色の野菜にも含まれています。ピーマンのベータ・カロチン量が最高になるのは、夏の太陽を浴びてつややかに育った夏の露地もの。緑色が濃ければそれだけベータ・カロチン量も増えると同時に、独特のにおいもきつくなります。また、ベータ・カロチンと共に、ガンにいいといわれるビタミンCも含まれています。本来ビタミンCはこわれやすいのですが、ピーマンに関してはこわれにくいのが特徴です。ですから、冷蔵庫で保存してもビタミンCはそれほど損失せずにすむということです。

ピーマンはビニール栽培などで1年中出回っていますが、ベータ・カロチンとビタミンCを効率よくとるには、露地ものを選ぶようにしたいものです。そして、緑色が濃く、においのきついもの、肉が厚く光沢のあるものが良品です。

ピーマンの種類

フルーツピーマン

トマトとピーマンの掛け合わせで、トマトと同じくらいの甘みがある。完熟すると、オレンジ、黄金、赤と変化する。

サラダピーマン

ピーマン特有の香りがなく、甘みも強い。

トマピー

トマトのような偏平な形をしたピーマン。果肉が厚く、とてもジューシー。力口チンやビタミンCも豊富。

ピーマンの栄養

赤や黄ピーマンには、力口チンやビタミンCが、たっぷり含まれている。ビタミンEも含まれ力口チン・ビタミンC、Eの抗酸化作用で、免疫力を高め、風邪の予防に効果がある。ピーマンのビタミンCは、加熱しても失われにくい。食物繊維も豊富。においの成分であるピラジンは、血液が固まるのを防ぐ働きがある。

ピーマンの調理方法

油との相性がよく、油と一緒に摂取することで、カロチンの吸収がよくなる。中華風の炒め物や、かき揚げにしてもおいしい。ビタミンCをしっかりとる為には、強火でサッと炒めると良い。肉詰めなど肉類と一緒に、または炒め物・揚げ物など。クセがないので、
サラダやマりネなど生食にも向く。