アスパラガスの栄養・豆知識

2017年9月2日

アスパラガス
アスパラガスには、グリーンとホワイトの2種類がありますが、ベータ・カロチンなどの栄養価の高いのは、グリーンアスパラガスの方です。ことに4~6月に出回るのは露地ものですから、こうした句の時期のもので、緑色が濃く、穂先がつぼんでいて茎の太い良品を選ぶようにしましょう。

このほか、アスパラギン酸、ルチンなど、疲労回復や高血圧予防に有効な成分もありますが、防ガンに有効な成分としては食物繊維を合み、これも発ガン物質を排除するよう働きます。

アスパラガスの種類

グリーンアスパラガス

ホワイト種とは違い、日光に当てて育てる。疲労回復を促すアスパラギン酸を含み、
栄養価はホワイトよりも高い。

ホワイトアスパラガス

育てるときに土をかぶせ、日を当てないようにしたもの。独特の香りと甘み、ほろ苦さ、やわらかな食感が特徴。
・紫アスパラガス
紫色の部分に、抗酸化作用を持つアントシア二ンを含むほか、甘みが強く、やわらかいので生食にも。ゆでると深緑に変化する。

ミニアスパラガス

小さく育つ品種ではなく、小さなアスパラガスを収穫したもの。栄養価は、通常のものと大差はない。

アスパラガスの栄養

抗酸化作用のあるカロチンや各種ビタミンを含んでいる。穂先には、アミノ酸の一種であるアスパラギン酸が多く、新陳代謝を促し、疲労回復にも効果的。また、ルチンには毛細血管を強化し、動脈硬化や高血圧の抑制に働く。食物繊維も含んでいる。

アスパラガスの調理方法

通常はゆでてから使用するが、紫アスパラは生食もできる。ゆでてサラダ、炒め物、シチュー、グラタンなどは生のまま使用する。油分との相性がよいので、さっとオリーブオイルを塗り、塩、こしょうし、グリルするだけでもおいしく食べられる。さっとかためにゆでて、フリージングパックに入れ冷凍保存するのも手。