じゃがいもの栄養・豆知識

2017年9月2日

じゃがいも
食物繊維といえば、ごぽうやさといもなど、筋が自に見えるものばかりを連想してしまいますが、いも類の中では、さといもはさつまいもと同じくらい食物繊維量があります。じゃがいもはさといもの半分くらいではありますが、100g中1.3gの食物繊維があります。ただ、じゃがいもは量も比較的たくさん食べられますし、料理にも使いやすい素材です。また、じゃがいもはガンに有効なビタミンCの宝庫でもありますし、粘膜を丈夫にしてくれる作用がありますので、毎回食卓に乗せればガンを寄せ付けず、大いに役立ちます。

じゃがいもの種類

男爵

国内でもっとも生産量が多い品種。デンプン質が多く、ホクホクした食感が楽しめるが、煮崩れしやすい。

メークイン

細長い形で、肉質はち密で、ねっとり。煮崩れしにくいので、煮物に使用することが多く、関西で人気がある。

キタアカリ

男爵系の品種で、ホクホクしており、やや煮崩れしやすい。適度な甘みがある。

レッドムーン

皮は赤だが、肉質は黄色。肉質はねっとりしている。サラダに向くが、デンプン質が少ないためフライには適さない。

イン力のめざめ

じゃがいもの故郷、アンデス地方の品種を改良したもの。くりのような濃厚な甘さを持つ。煮崩れしにくい。

ホッカイコガネ

やや粘質で、果肉は黄色。ブライドポテトやポテトチップスなと、の、加工用に利用されることが多い。

じゃがいもの栄養

ビタミンCを含む。ジャガイモに含まれるビタミンCは、加熱しても損失が少ない。カリウムの王様と言われるほど、多量のカリウムを含む。カリウムは余分なナトリウムを体外に排出する働きがあり、血圧を安定させ、高血圧の予防、利尿作用も高い。粘膜を強め、体を強化する働きがあることが確認されている。

じゃがいもの調理方法

味にクセがなく、様々な料理に合うので消費が増えている。栄養素は、皮の周辺に多く含まれているので、ゆでてから皮をむくのが良い。皮のやわらかい新じゃがは、皮ごと食べたい。新じゃがは丁寧に洗い、ゆでたり、煮っころがしに。男爵芋は、粉質なので、粉吹き芋やコロッケなどに。