りんごの栄養・豆知識

2017年9月2日

りんご
原産地は中近東からコーカサスにかけてです。古くから世界中で親しまれている果物の1つ。日本へは平安時代に中国から伝わったとされ、江戸時代lこは栽培もされていました。品種の数は果物の中でもトップクラスで、1万種類以上とも。

青森発の「津軽」も有名。酸味が少なく甘みが強く、緻密で果汁の多い果肉が人気品種です。りんご栽培は寒冷地が適しており、日本では青森、長野をはじめ、山形、岩手、福島、北海道などで盛んで、旬は秋から冬です。

生食が一般的ですが、ジュースやジャムなどの加工品や、デザートへの利用も多いです。皮や果肉のポリフェノールには強い抗酸化作用があります。

りんごの種類

ふじ

果汁が多く、甘みと酸味のバランスがよい人気の品種。日持ちもする。シャキッとした歯ざわり。

ジョナゴールド

大ぶりで、黄地に紅の縞が入る。ほどよい酸味がある。加工にも向く。

紅玉

小ぶりで、歯ざわりもよい。適度な酸味があるのでアップルパイやジャムなどの加工品にも向く。

つがる

皮は紅色に鮮紅色の縞が入る。果肉は、ややかたく、ち密。甘みが強くジューシー。りんごの中でも早くとれる。

王林

皮が黄緑色で、特有の香りがする。果肉はやや硬く、ほのかな酸味を持つ。日持ちもする。

世界一

青森県で改良されたもので、1個あたり500g前後、大きいものは1kg程度にもなる。さっぱりとした味。

りんごの栄養

整腸作用のある水溶性食物繊維ペクチン、利尿作用のあるカリウムを豊富に含む。カリウムは、体内の余分なナトリウムを排出し、血圧を下げる働きもある。ペクチンは果肉よりも皮に多く含まれるので、皮ごと食べたい。甘酸っぱさのもとはリンゴ酸。殺菌作用や炎症を抑えたり、疲労回復にも効く。

りんごの調理方法

ジュースやジャムにも利用されるほか、レーズン、さつまいもなどと一緒にサラダなどにしてもよい。酸味が強く、かための紅玉はアップルパイや焼きりんごなど、お菓子に向いている。ほかには、コンポートやすりおろして食べると、また違った味わいになる。