ぶどうの栄養・豆知識

2017年9月2日

ぶどう
果樹としは世界で最も多く栽培されている果物です。さまざまな品種が存在しており、その数1万を超えるとさえいわれています。世界の総生産量の約半分はヨーロッパが占めていますが、その大部分はぶどう酒に使われます。日本ではりんごやみかん類などとともに生産量が多く、山梨、山形、長野、岡山などで、主に生食用に栽培されています。品種によって異なりますが、甘みが増して最もおいしいぷどうが出回るのは8〜9 月といわれています。ぶどう酒、ジャム、ゼリー、干しぶどう、ジュースなど、さまざまな形にも加工されます。鉄、カルシウム、カリウム、銅、亜鉛などのミネラルを含み。貧血予防に◎。

ぶどうの種類

巨峰

大粒で、皮は紫黒色、果肉は淡い緑色をしている。肉質・香り・味ともに良好。

マスカット・オブ・アレキサンドリア

長円形で大粒、果肉は淡緑色をしている。香りが高く、みずみずしい味わいで「ぶ
どうの女王」とも称される。

デラウェア

明治時代にアメリ力から導入された歴史の深い品種。赤紫の果皮で小粒。種がなく、上品な香りがある。

ピオーネ

果肉はしまり、濃厚な甘みをもつ。粒が大きく、皮離れがよい。近年種なしが登場し、人気が高まっている。

甲斐路

皮は鮮紅色。さわやかな酸味と甘みをもち、マスカットのような香りがする。ぶどうの中では日持ちのする品種。

マスカット・ベリーA

かつてはワイン醸造用として栽培されていたが、種なしの登場により、生食もするようになった。小粒で甘みが強い。

ぶどうの栄養

主成分はブドウ糖や果糖。ブドウ糖は、脳のエネルギー源になり、果糖は疲労回復に効果を発揮する。赤系のぶどうに含まれる色素の成分アントシア二ン。ポリフェノールの一種で、抗酸化作用が期待できる。皮に多く含まれているので、できれば、皮ごと食べたい。皮の色が濃いほど、多く含まれている。

ぶどうの調理方法

そのまま食べるほか、ヨーグル卜やケーキなどのトツピング、ゼリーなどの材料に。また、干しぶどうには、生のぶどうより相対的に多くの栄養素が含まれるので、おやつなどで食べたいもの。ケーキなどの材料にするほか、さつまいもなどと混ぜて、デザート風のサラダにしてもおいしい。