いちごの栄養・豆知識

2017年9月2日

いちご
南米のチリが原産です。栽培が始まったのは14世紀のフランスやベルギーといわれていますが、当時は山から採ってきたエゾヘビイチゴを栽培していたといいます。日本でも栽培は盛んで、栃木、福岡、埼玉、奈良、静岡、愛知などが主産地となり、「とよのか」、「あまおう」、「ダナー」 など、さまざまな品種が登場しています。ビニールハウスでの栽培により、今では真冬を除けば一年中食べられるようになりましたが、本来の旬は春から初夏にかけてです。

やはり露地栽活のものの方が昧や栄養価が高いといえます。ビタミンCの含有量は果物の中でも1、2を争うほどで、レモンより多く、10粒ほど食べれば一日に必要なビタミンCが摂れてしまうほどです。

いちごの種類

女峰

栃木県農試育成種。日持ちが良く、香り高くて甘酸っぱい。主に東日本で栽培
されている。

とよのか

西日本での栽培が多い。円錐形の大粒の実で、鮮やかな赤色。甘み・酸味のバランスがよく、香りも高い人気の品種。

紅ほっぺ

最近登場した新種。甘みと酸味のバランスがよく、傷みにくいのが特徴。

とちおとめ

その名の通り、栃木県で主に栽培されている。女峰より粒が大きく、酸味が少なく甘みが強い。

章姫

女峰と久能早生という品種の掛け合わせ。甘みが強く、果肉がやわらかい。最近生産量が増えている。

アイベリー

キレイな円錐形の大粒品種。平均50g程度で、大きいものは80gにもなる。味、香りもよく贈答品に使われる。

いちごの栄養

果物の中でも、特にビタミンCが豊富で、温室・露地栽培のいすれでもビタミンC量はほとんど差がない。ビタミンCは風邪の予防、シミ・ソバカスを防ぐなどの美肌効果がある。食物繊維のペクチンがコレステロール値を下げ、善玉コレステロールを増やすといわれている。

いちごの調理方法

ヘタをつけたまま洗う方が、ビタミンCの損失が少ない上、水っぽくなることも防ぐ。ジャムにしたり、お菓子の卜ッピンクにも。日持ちがしないので、たくさん手に入ったときは冷凍保存するとよい。丸のままか半分に切り、砂糖をまぶしてから冷凍すると解凍後のくさみが少ない。