さくらんぼの栄養・豆知識

2017年9月2日

さくらんぼ
かじるとプチンと弾けるような食感、甘酸っぱい味が魅力。原産地はアジア西部のトルコ周辺とされており、日本へは明治初期lこドイツ人によって伝えられたといわれています。西ドイツ、アメリ力、イタリアでの生産が盛んです。日本では山形、青森、山梨、北海道などで栽培されていますが、全国栽培量の約8割は山形が占めています。

多くの品種が出回っていますが、『佐藤錦』と『ナポレオン』が特に有名です。ハウス栽培された早出しのものは酸味が強く、6月中旬から下旬にかけて出回る露地栽培のものは甘味が強いとされています。生食の他、缶詰め、ジュース、ジャム、砂糖漬けなど、加工品も多く出回ります。

さくらんぼの種類

佐藤錦

「赤い宝石jとも呼ばれるほど、色が美しい。果汁が多く、果肉はち密。甘みと酸味のバランスがよい。

アメリカンチェリー

アメリカ産のさくらんぼの総称。深い赤色で国産ものより一回り大きしい。5〜 7月の輸入が多い。

ナポレオン

アメり力から導入された品種。大粒で、食べ応えがある。生食だけでなく、ジャムやお菓子などの加工品にも向く。

紅さやか

早生種。ほどよいやわらかさで、甘酸っぱい。赤黒くなったら、完熟のサイン。

高砂

早生種の代表品種。小ぶりでやわらかく、やや酸味が強い。

紅秀峰

6月下旬〜7月上旬にかけて出回る。大粒で果肉が硬く、パりパリとした歯ざわり。日持ちが良い。

さくらんぼの栄養

果物の中では水分が少なく、糖質が多い。含有量は多くないが、各種ミネラルやビタミンも含んでいる。一般的には、ビタミン類は国産ものが多く、ミネラルはアメリカ産のものが多い。柄の煎じ汁には利尿作用があり、漢方では腎臓病の薬として使用されている。きれいな色の色素はアントシア二ンと力口チンによるもの。

さくらんぼの調理方法

生で食べるほか、果実酒やジャム、コンポートとしてもよい。ケーキやヨーグルトのトッピンクにもよく合う。長くおいておくと、甘みがうすれてくるので、なるべく早く食べること。色むらがなく、しっかりと発色し、はじけそうなハリがあるものが良品。